未来のマイホームを見学しよう!見学の時にチェックしたいポイントまとめ
「せっかく高いローンを組んでマイホームを購入したのに、思っていたほど満足じゃない」といったような失敗談は意外と多いものです。
分譲住宅や建売住宅購入にあたってはしっかりとしたリサーチを心がけるようにしましょう。
そこで重要になるのが、住宅見学です。この記事にて見学の際にチェックすべきポイントについて解説します。
周辺環境
住宅見学会は大阪の千里や東京の青山、千葉の流山といった人気住宅地にてしばしば行われていますが、多くの方は要点を知らずただ見ているだけです。もし本当によい分譲住宅を選び抜きたいと考えているならば、まずは何より周囲になにがあるかを見ましょう。
駅や商業施設が近くにあれば確かに便利ではありますが、中には「あると逆に困る」施設もあるのです。たとえば大手ショッピングモールは買い物には便利である一方、夜まで営業していれば若者のたまり場となり、騒音やごみの問題につながりかねません。
また、周りに工場がないかも要チェックです。住宅見学は休日に実施されることも多いので稼働していないためわかりませんが、平日は機械の作動音があたりに響くとんでもない場所かもしれないのです。その他、自動車に関連した施設や飲食店、倉庫などの存在に関してもしっかりチェックしておくべきでしょう。
それに加えてできるならば、昼間だけでなく夜はどうなっているのかも確認しておくことをおすすめします 。
垣根やフェンスの存在、高さ
垣根やフェンスというのは見た目的に映えるだけでなく、住人のプライバシーやセキュリティーを守ってくれるために役立つと思ってしまいがちです。しかし、その機能性が中途半端であった場合、むしろデメリットをもたらすこともあります。
特に注意すべきなのが、垣根やフェンスが少し手足をかけただけで簡単に乗り越えられそうなものであったことです。そういったものは空き巣の侵入を簡単に許すばかりでなく、彼らが身を隠すのを手助けしてくれることすらあります。
水回り、コンセントの数
購入決定の権利を持つ方が家事を行ってないという場合、こうした要素は見落としてしまいがちです。しかし、これを見逃してしまうと後々困ることとなるでしょう。
たとえば、キッチンや手洗い場、洗濯機設置スペースの位置はどこなのか、幅が広くぶつかりづらいか物が収容しやすいかといったことはチェック必須です。特にキッチンは親子で料理を作ったりしたいならば、十分な広さを持っているか、レンジ他や食器洗い機等家電をたくさん設置できるかどうかメジャーなどを使って確認しましょう。
それに加えて、コンセントの数も必ずチェックしてください。現在生活している住まいで「コンセントの数が足りない、遠い」といったように困ることはないでしょうか。後々増設するのはかなり手間です。足元までくまなくコンセントの数をチェックし、この数、そしてその位置でOKなのかを確認しておきましょう。
傾き
これもまた必ずチェックしておきたいポイントです。少し前に欠陥住宅の問題が世間をにぎわせたことがありましたが、そうした不良物件にありがちなのが、窓や扉の傾きです。
一見大したことがないように思えますが、これを放置しているとちゃんと閉まらなくなったり、地震や地盤沈下に対して弱くなってしまいます。これは大きな瑕疵であり、欠陥住宅の特徴です。
水平器やコンパス等を用いて窓や扉、あるいは床が傾いていないか確かめておきましょう。もし傾きが見られるような住宅であれば、いくら見た目や価格が魅力的であったとしてもすぐに購入対象から外すべきです。この判断が甘いと後々泣きを見ることにもなりかねません。
階段の高さ、他バリアフリー
その住宅に長い間住むことがほぼ確定しているのであれば、このポイントには特に気を配っておくべきでしょう。中でも注意していただきたいのが階段の高さで、若く体力のある頃は気にならなかったとしても、齢を経ると段差が急な階段の上り下りが困難になります。滑りやすくもなるので、思わぬ事故につながりかねません。
それ以外にも、滑り止めの有無や部屋を区切る段差の状態、手すりやスロープの有無等をチェックしておきましょう。こうしたバリアフリー的な要素が十分に整っている家であれば、将来時間とお金をかけてリフォームをする必要性も薄れるので、無駄を省くことができます。