固定金利と変動金利!住宅ローンを組むならどちらがおすすめ?
分譲住宅、マイホームを購入するにあたって住宅ローンの問題から目を反らすことはできません。とくに、東京都世田谷区や千葉県流山市のような人気の高いエリアの分譲住宅を購入しようと考えているのであれば、ローンによって購入資金を補うことが必要不可欠となってきます。
ローンと聞くと難しいようなイメージを持たれるかもしれませんが、まずは大きく分けて「固定金利」と「変動金利」の二つの形式があるということから勉強していくと、知識の把握が行いやすくなります。分譲住宅購入のためローンを組むにあたってどちらを選ぶかで、結果は大きく異なってきます。
今回の記事では固定金利と変動金利それぞれのメリットデメリットについて解説を行っていきますので、ご参考のうえご自身のライフスタイルにあったプランをお選びください。
固定金利型住宅ローンとは?
固定金利型の住宅ローンは、その名の通り金利が固定されている支払いプランのことです。金利というのは経済状況の変化によって常に上下変動を繰り返すものですが、固定金利型を選んだ場合、ローンの毎月の支払額はその影響を受けず、対象者は常に同じ額を一定期間支払い続けることとなります。固定金利型ローンは主に3年、5年、10年等あらかじめ固定金利で払う期間が定められているものが基本的で、期間を過ぎると今まで通り固定金利型で支払い続けるか、変動金利型を選択するかを選ぶことができます。
変動金利型住宅ローンとは?
固定金利型に対して変動金利型の住宅ローンというのは、経済状況による金利の変化と密接な関係にあります。たとえばもし金利が上昇した場合は毎月の支払額も増加しますし、逆に減少した場合は支払額も減ることとなります。金利自体は半年ごとに見直されるのが一般的ではありますが、返済額そのもの自体の変更は5年ごととなっています。
固定金利型のメリットとデメリット
固定金利型を選択するメリットとしては、経済状況に左右されないといったところです。たとえば急激なインフレの発生によって金利が上昇することとなったとしても、固定金利型であればまったく影響を受けることなく、対象者は常に決まった金額を毎月払い続けさえすればよいのです。また、常に支払う金額が定められているため、返済計画も立てやすいので「きっちり計画を立てなければ気が済まない」という方にとっては相性のよい形式だとも言えます。それに加え、プランによっては変動金利型のそれと比較して審査に通りやすいというメリットもあります。
しかし、デメリットとして、逆にデフレによって金利が低下してしまった場合も毎月の支払額は減少せず、場合によっては給与が下がっても毎月同じ返済額を支払い続けなければならないという状況もあり得ます。また、変動金利型と比較してあらかじめ支払うべき額の金利が高く設定されているため、割高と感じられることもあるでしょう。
変動金利型のメリットとデメリット
これに対し変動金利型のメリットとしては、経済状況の変化によって得をする場合があるということが挙げられます。デフレが発生した場合、固定金利型とは異なり支払額にも影響するため、それまでより払うべき額が少なくなるのです。また、ローン加入直後の金利設定に関しても、固定金利より低くされている傾向があります。
デメリットは同じく経済状況の変化を受けるということです。インフレによって金利が上昇すれば支払額もそれに比例して増加するため、申請当初よりも多くの額を支払わなければならなくなるのです。これによって当初の想定年収を上回り、返済が困難に陥る可能性も捨てきれません。とは言え、金額の変更は5年ごととなっており、通常金利上昇に伴う返済額の上昇は最大1.25倍までと定められているので、急激に額が増えるといったようなことはまず起こり得ません。
全期間固定金利型ローン「フラット35」とは
固定金利型、そして変動金利型に次ぐ第3の選択肢として、「フラット35」というものがあります。これは固定金利型ではあるのですが、通常の固定金利が5年や10年といった期間が定められているのに対し、フラット35の場合は全期間を一定の固定金利として支払うこととなります。
このフラット35のメリットは、審査の通りやすさです。通常ローンの審査というのは年収のみならず将来の安定性や過去の金融機関利用歴、その他年齢や健康状態までくまなく調べられます。しかしフラット35は年収の基準さえ満たしていれば、通常通りづらい自営業やフリーランスでも流山市にあるような一等地の分譲住宅を購入できるのです。
デメリットとしては、全期間固定金利となっているため、申請後金利が急激に低下すればかなりの損を被る可能性もあり得なくはないということでしょう。とは言え、通常の固定金利型ローンより当初の金利が低く設定されており、支払いに不安を感じている方にとっては魅力的な形式であるということは間違いありません。