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分譲住宅でよく聞く「住宅瑕疵担保責任」とは

公開日:2025/11/15  

瑕疵

新築の分譲住宅の購入を検討する際、住宅瑕疵担保責任という言葉を聞いたことはありませんか。これは、建物に欠陥や不具合が見つかったときに、責任の所在を明らかにするのに役立ちます。トラブルが起こったときのためにも、住宅瑕疵担保責任について知っておくのは大切です。本記事では住宅瑕疵担保責任について詳しく解説します。

住宅瑕疵担保責任とは

新築住宅を購入する際、建物に隠れた欠陥や不具合があった場合に、購入者は売主に対して責任を追及できる制度があります。これを住宅瑕疵担保責任といいます。

具体的には、引き渡し後に隠れた瑕疵が発見された場合、購入者は売主に対して修繕の請求や損害賠償の請求を行えるというものです。さらに、瑕疵が重大である場合には契約解除も可能です。

民法改正で責任の内容が変わる

瑕疵担保責任は、2020年の民法改正により契約不適合責任という概念に変わりました。これにより、瑕疵が隠れているか否かにかかわらず、建物が契約内容に適合しない場合にも売主に責任が問われるようになったのです。この改正により、購入者側の権利が強化され、売主はより広範囲での責任を負うこととなりました。

新築住宅には品確法による瑕疵担保責任が適用

新築住宅においては住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)によって、瑕疵担保責任の保証期間が定められています。

具体的な範囲や期間については、次項で詳しく解説しますが、この期間は引き渡しから10年間で、その対象となる範囲は建物の構造耐力上主要な部分および雨水の浸入を防止する部分に限定されています。

住宅瑕疵担保責任の範囲と期間について

住宅瑕疵担保責任は、新築住宅の引き渡し後に発生する可能性のある欠陥や不具合に対する責任を定めた法的枠組みです。この責任の範囲と期間についての理解は、消費者と住宅事業者の両者にとって重要です。

住宅瑕疵担保責任の範囲

住宅瑕疵担保責任は、おもに以下の2つの部分に限定されます。まず、構造耐力上主要な部分です。これには、建物の基礎、壁、柱などが含まれます。これらの部分は建物の安定性と耐久性を確保するために不可欠であり、地震や台風などの自然災害に対する耐性にも大きく影響する部分です。

また、瑕疵担保責任では、雨水の浸入を防止する部分も範囲になります。屋根、外壁、窓、ドアなど、雨水の侵入を防ぐ役割を果たす部分がこれに該当します。さらに排水管も含まれ、雨水を効果的に排除するための設備が含まれます。

住宅瑕疵担保責任の期間

住宅瑕疵担保責任は、品質確保法により明確に定められています。平成12年4月1日以降に新築住宅を引き渡した住宅事業者は、通常10年間の瑕疵担保責任を負います。この期間中に、構造的な問題や雨漏りなどが発生した場合、事業者はその修理費用を負担する義務があります。

反対に、消費者の主張期間として、隠れた瑕疵を発見した場合にその修理を求めるための期間があります。これは一般に、瑕疵を発見してから1年以内です。

ただし、事業者が故意に瑕疵を隠していた場合には、この期間を超えても主張が可能です。また、消費者にとって過度に不利な契約条件や、瑕疵が極めて早い段階で発生した場合でも、損害賠償の請求が認められることがあります。

10年目はメンテナンスを考えよう!

建物の健康状態を維持するために、とくに重要な時期が10年目です。この期間は、保証期限が切れ、さまざまな部位でメンテナンスが必要となるタイミングでもあります。とくに構造耐力上主要な部分については、その影響の大きさを考慮すると早めに劣化に気づくことが重要です。

屋根や外壁の塗装、コーキングなどの外部仕上げ材は、日常的な風雨や紫外線によって劣化が進みます。劣化した場合、雨漏りなどの問題が発生する恐れがあります。適切なメンテナンスは、建物の寿命を延ばし、安全性を確保するために不可欠です。

ホームインスペクション(住宅診断)を通じて、劣化の進行状況や改修が必要な箇所を把握することが重要です。劣化の早期発見と適切な対策が、将来的な修繕費用を抑える助けとなります。

また、メンテナンスは単に修理だけではなく、建物の外観を美しく保つ役割も果たします。定期的な塗り替えやメンテナンスは、建物の価値を保つだけではなく、居住環境の快適さを守ることにもつながります。

最後に、家族の安全と安心を守るためにも、建物の健康管理は欠かせません。早めの対応と計画的なメンテナンスを行うことで、長く安全で快適な住環境を維持できます。

まとめ

住宅瑕疵担保責任は、新築住宅購入時に重要な法的保護です。万一建物に隠れた欠陥が見つかった場合、購入者は10年間内に売主に修繕や損害賠償を求めることが可能です。これにより、建物の品質や耐久性が確保され、安心して暮らせる環境が提供されます。定期的なメンテナンスも重要で、とくに10年目には劣化箇所の早期発見と適切な対処が建物の安全性と価値を守る鍵となります。早めの対応と計画的なメンテナンスで、快適な住環境を維持しましょう。

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KOWATOPの画像 引用元:https://kouwa-r.co.jp

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